建物についての項目

物件探しをする際の、様々な条件についての解説をしていきます。
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建物構造について

賃貸物件として募集される建物の構造には様々なものがあります

それぞれ概要を記載します。(詳細は、各別項目をご覧ください。)

 

木造(在来工法、枠組壁工法、2x4工法、など)

 小規模の集合住宅・戸建物件に多く、賃料相場が安いのが魅力です。

 デメリットとしては、火災のリスクと近隣との生活音問題があります。

 

軽量鉄骨造(構造的には木造と同等)

 小規模の集合住宅・戸建物件に多く、賃料相場が安いのが魅力です。

 デメリットとしては、火災のリスクと近隣との生活音問題があります。

 

鉄骨造【S造】

 中規模から大規模、高層建築にも用いられている構造です。

 防火性能・耐震性能も高く安心して暮らせるのが魅力です。

 デメリットとしては、

 画一的な間取が多い・使用部材により程度の差があります。

 

鉄筋コンクリート造【RC造】

 中規模から大規模、高層建築にも用いられている構造です。

 床、柱、壁、天井が一体造成されているので、堅固な建物です。

 防火性能・耐火性能も高く安心して暮らせるのが魅力です。

 デメリットとしては、賃料が高い・湿気が篭りやすい事があります。

 

鉄骨鉄筋コンクリート造【SRC造】

 高層、超高層建築に用いられる構造です。

 鉄筋コンクリートに鉄骨を内蔵させた、より堅固な構造の建物です。

 地震に対する安全性も高いのが魅力です。

 デメリットとしては、賃料が高い点です。

木造、軽量鉄骨造とは?

賃料相場安め(鉄筋コンクリート造など、他の構造に比べ)

主な建物:2~3階建てのアパート小規模マンション

 

木造

在来工法:木造軸組工法、在来軸組工法、在来木造、木造軸組と同様

枠組壁工法:いわゆるツーバイフォー工法(2×4工法)

戸建・テラスハウス・タウンハウス・アパート

 

軽量鉄骨造

鉄骨構造の一つ。【表記上:S造と略される場合あり】

 

木造の在来工法のを【軽量鉄骨】を用いて造られる建物。

※戸建・テラスハウス・タウンハウス・アパート小規模マンション

 

 

構造上の特徴

・木材、軽量鉄骨を柱・梁として使用。

壁や床を【木質系パネル】【軽量気泡コンクリートパネル】などで構成。

 

壁や床が材質・構造的に薄い場合、遮音・断熱性能が低いものがある

集合住宅の場合、隣室・上階部からの生活音が気になる場合があります。

鉄骨造(重量鉄骨造)とは?

賃料相場:ふつう

賃料相場:高め(耐震構造)

賃料相場:高い(免震構造・制震構造)

主な建物:3階建て以上の建物・中層、高層マンション

 

鉄骨構造の一つ。【表記上:S造と略される場合あり】

 

柱や梁を【重量鉄骨】を用いて、接合部を【剛接合】で造られる建物。

壁や床を【木質系パネル】【軽量気泡コンクリートパネル】などで構成。

 

重量に耐えうる構造で、壁や床も厚く、遮音・断熱性能が高い

 

鉄筋コンクリート造と比べ、建築工期が短く、敷地面積が狭い場合や、

また、各フロアに広い床面積が求められるオフィスビルに多くみられる。

同じ鉄骨造表記の建物でも、使用部材により性能差があります。

鉄筋コンクリート造とは?

賃料相場:ふつう

賃料相場:高め(耐震構造)

賃料相場:高い(免震構造・制震構造)

主な建物:3階建て以上の建物・中層、高層マンション

 

鉄筋コンクリート造【表記上:RC造と略される場合あり】

 

鉄筋コンクリートによって、柱・梁・壁を造り全てを一体化した構造の建物。

構造・材質が、引っ張る力・圧縮する力・剛性が高いので、

地震に対する安全性が高い建築構造です。

鉄骨鉄筋コンクリート造とは?

賃料相場:高い(免震構造・制震構造)

主な建物:高層・超高層マンション

 

鉄骨鉄筋コンクリート造【表記上:SRC造と略される場合あり】

 

鉄筋コンクリートに、鉄骨を内蔵させた構造

鉄筋コンクリート鉄骨によって、

柱・梁・壁を造り全てを一体化した構造の建物。

 

鉄筋コンクリート造よりも、比較的小さい断面で強い骨組みが造れ

構造・材質が、引っ張る力・圧縮する力・剛性が高いので、

地震に対する安全性が高い建築構造です。

 

高層建築に多用される、建築構造です。

築年数の違いでどのような差があるの?

一般的に、新築の物件は賃料が高く古いほど安くなる傾向があります

 

建物の設計・施工には、建築基準法により定めがありますが、

不動産表示の【建築年月】により、基づいている建築基準法に違いがあります。

 

大きな違いが出るのが、【旧耐震基準】【新耐震基準】の境です。

1981(昭和56)年6月1日から基準が改められました

 

新耐震基準では、

およそ震度5程度の地震に対して建物の構造に損害がないように、

および、

およそ震度6強の地震に対して致命的な損害がなく

人命を保護できるように定められています。

 

その為、旧耐震基準で施工され、現在賃貸物件として運用されている部屋では、

新耐震基準の部屋よりも比較的安く賃料設定がされています

 

賃貸物件も需要と供給のバランスで賃料設定がされているので、

イメージが悪く需要が少ない物件は安く設定されます

 

建築年月が古い=建物・部屋の傷みがある

というイメージもあるので、築年数が古いと安い物件があるわけです。

 

 

築年数が古く、賃料が安い物件

・1981年以前の旧耐震基準の建物(築35年以上

・新耐震基準の建物だが築年数が古いもの(1981年6月以降)

大規模修繕がされていない建物

・部屋の間取が古い設計思想の部屋(段差や畳敷きなど)

・部屋の設備が古いままの物件

・部屋の設備は新しく入れ替えたが、古いタイプの物件

(※お風呂のバランス釜、キッチンの瞬間湯沸かし器など)

 

 

築年数が古く、少し安めな物件

大規模修繕済みの建物

・建物の外観・設備がリフォームがされた物件

・部屋内の間取・設備がリフォームがされた物件

 

 

築年数は古いが、相場の賃料並の物件

管理体制がしっかりしている建物(日勤管理常駐管理等)

ヴィンテージマンションとしての価値がある建物

建物と部屋の設備が充実している物件